非接触ICカード・ICタグとは?

出典・引用: NFC開発支援サイト NFC Developers'より抜粋

     非接触ICカード・ICタグは、RFID技術を利用して、リーダライタと通信します。ソフト・システムで制御されたリーダライタから、内部にあるICチップと、データを読み取り・書き込みを行う。非接触ICタグ・ICカードは一般的に電池を持っておらず外部のリーダライタから電源供給されるため半永久的に利用が可能。RFIDシステム全体の中でもコスト的に大きな割合を占めており、重要な構成要素部品とな製品となっている。RFIDの用途・目的、メモリ容量、通信距離、耐久性などによって利用するICチップやICチップを構成するカードやタグの形状を選定する。ICカードは、プラスチックカードにICチップを内蔵し情報を記録・処理、複雑な暗号処理や多様な機能の搭載が可能。また変造や解析が難しくセキュリティ機能に優れている。ICタグは様々な形状が存在し用途や目的に合わせて選定する。
     ICチップは各半導体メーカー(SonyやNXPなど)から販売されており、カードメーカーがこのICチップにアンテナ形成・加工を行うことでICカード・ICタグが完成する。日本で普及しているFeliCaや世界で8割以上シェアをもち安価なMifare(ISO14443A)など数多く存在しており、近年これら近距離無線の共通通信規格としてNFC(ISO18092)が規格化されている。
    非接触ICタグ・ICカードの種類・通信距離
       非接触ICカードとリーダ・ライタ間で無線通信を行う規格は、その通信距離によって次の4種類に分類される。
      • 「密着型」 ⇒通信距離が3mm以下
      • 「近接型」 ⇒通信距離が10cm以下 ICカード・ICタグを「かざす」など人間の認証動作によって通信する比較的短い距離
      • 「近傍型」 ⇒通信距離が70cm以下 物流や製品識別等に利用
      • 「遠隔型」 ⇒通信距離が数m 物流や製品識別等に利用
    非接触ICタグ・ICカードの外観・形状
        非接触ICカードやICタグ は、各ICチップを調達後、アンテナ形成、インレイ加工、カード形成・プレス加工、印刷工程、切り抜き、検査までおこなって出荷されます。例えば、1つのICチップの製品といっても、その外観形状によって何百種類という種類が存在し、利用用途にあわせて選択します。 最も広く利用されISOでサイズ等定義されている カード型 や、紙やプラスチックに貼り付けできる。 ラベルシール型 に加え、 キーホルダ型 リストバンド型 、トークン型、コイン型、耐久耐水型、動物注射用ガラス型、金属対応型、ディスク型、耐久型・ランドリータグ・洗濯タグ、クラムシェル型、インレイ型、ねじ型、筒型、ストラップ型、釘型、箱型、スティック型、特殊・カスタム型など など様々な形状があり、用途に応じて選択する。通信距離は数mm程度のものから数mのものがあり、これも用途に応じて使い分けられる。
    価格競争力
      オレンジタグスのICカード・ICタグは数百種類に及び、価格競争力が高く全世界での年間数百万枚以上の販売実績をもっている。普及が遅れている日本でも安価なICカード・ICタグに加え、安価なNFC開発スタートキットや、リーダライタの組込モジュール設計開発などNFCやRFIDに関する技術協力を積極的に行っている。

出典・引用:NFC開発支援サイト NFC Developers'

用語集

NFCとは? FeliCaとは? Mifareとは? Mifare UIDとは? FeliCa IDmとは?
ICカード・ICタグとは? リーダライタとは? ポイントカードとは?

会員カード・社員証

ポイントカード 会員カード キーホルダー型 リストバンド型 ラベルシール型 社員証

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